2011年10月28日金曜日

5話 牛乳争奪戦!!~なんでもほどほどに~



「はーい。
じゃ牛乳ほしい人はでてきてー。」
いつもの給食でいつものように牛乳争奪戦が始まった。
ルールは簡単。
代表の先生とじゃんけんをし生き残った生徒がもらえるというものだ。
「俺は牛乳を勝ち取るために日々厳しい修行に耐えてきたのだ。
これで先生が手を出す瞬間を目で捉え先読みすることができるのだ。」
「きんちゃん。
回想がおかしいよ。これパチンコ屋でスロットやってるよね?」
「よっしゃー。牛乳ゲットー。」
「でもじゃんけんで勝手も1個だけかー・・・。」
「なにいってんの人間コツコツ努力するのが一番だよー。
あいつみたいに一気にやっちゃうと、飽きたり嫌になったりして成長しなくなるんだよ。」
「よっちゃん!すげー!!11本も飲んでる!!」
「次私のもあげるー!」
「おーいった!12本だー!!」
・・・とそんなこんなで本日の給食は終了した。
そうして食堂を後にした俺らの後方でとんでもないイベントが発生するのであった。
ゲロゲロゲロ・・・!
「うぁーよっちゃんが吐いたー!
すげー嘔量だー!
廊下に牛乳の池ができたぞー!」
オェーゲロゲロゲロ・・・!
「ぎゃーたかちゃんがもらいゲロしたぞー!」
オボロロロロ・・・・!
「今度はとしちゃんだー!」
こうして過去例をみない超広範囲のゲロが新校舎の廊下にまかれることとなり、
牛乳は一人3本までというルールができるのであった。
この事件は「ゲロだまり事件」として後世に語り継がれることとなった。


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