2011年11月15日火曜日

11話 幅広い年位層があつまる場所に積極的に参加しろ


階段数:438段。
山のふもとから山の中腹までまっすぐ伸びた階段。
その頂上に俺の村の神社がある。

誰がこんなとこ登るんだよ!そんなもんあほしかやらんつーの!
と子供の頃そう思っていた。。。


・・・そして俺はあほになっていた。
「荒木少年会」という村の小学3年から中学3年までが
強制参加となり、村の行事の準備をする会。

そして今まさに「大祭り」というビッグイベントの行事のため
その438段の階段の頂上で1日中火を焚けるだけのマキを
抱えれるだけ抱え昇り降りしている。

先輩からは
「1人3往復だ!できなければ便所行きだからな!」
と言われている。
便所行とは通称「地獄の便所」
ザビエルが死んだと場所と
バレバレの嘘が伝説となっている廃墟にあるズタボロの便所だ。
できなかった者はそこにぶち込まれ、そのうえバグチクを投入され散々な目に合うこととなる。

今となっては冗談にしか聞こえねぇーが
当時の俺たちはマジで信じていた。。。

「冗談じゃねぇーよ!やるぞ野郎共!
そんな便所にぶち込まれてたまるかー!!」

上下関係というのは厳しいものである。
この村の人間はこうした会でその厳しさを学ぶ。
そしてその脅迫を糧に、精神力と体力を養うのである。

とまぁなんだかんだで1人3往復し作業は完了した。
しかし1往復しかできなかったヤスノリは便所行となり
バグチクと悲鳴が木魂すのであった。

・・・すまん。




0 件のコメント:

コメントを投稿

リンク集

■きんちゃんの珍中学生日記
http://bubutyotyo.blogspot.com/
■FaceBook
http://www.facebook.com/CurlGigi?sk=wall
■Twitter
http://twitter.com/curlgigi
■カールジジィの格言集
http://curlgigi.blogspot.com/