2011年11月13日日曜日

10話 辛い経験は買ってでもするべきだ



はーい。じゃ「焼却炉ダッシュ」いくぞー!

えー!!

ごちゃごちゃ言うな!いくぞ野郎ども!!

と部活三昧の夏休みは幕を開けた。

焼却炉ダッシュとは

往復約6kmほどではあるが角度30度を超えるであろう

昔の焼却炉があった所までの山道をダッシュで駆ける上がるというものだ。

部内ではこれを「地獄の焼却炉」と呼び恐れられている。

後ろから熱血教師がケツをたたきめっちゃあおってくるし

ビリの奴には罰ゲームまであるのでサボれない。

俺みたいなめんどくさがりで体力のない奴には厳しい練習だ。

「おら小川勝負じゃー!」

「今日は負けねぇーよ」

と山下と小川は相変わらずの体力バカだ。

笑ってしゃべりながらあの坂道を駆け上がって行きやがる。

「きん!遅いぞ!山下もう行っちまったぞ!!」

「岩先マジ無理だって。
あんな野生児と一緒にしないで。
俺シティー派だから。
机で勉強するタイプだからね。」

「嘘つけぃ!
お前この前のテスト5教科で200点いけへんかっただろうが。」

「ちょ!先生!そんな情報カミングアウトするなやー。
読者の皆さんに馬鹿だってわかっちゃったじゃん。」

「ごちゃごちゃ言わんと早く走れぃ!
子供のころの苦労は後で必ず活かされるからしんどいけど頑張れ!!
ほれバシバシ!!」

と腕立て・腹筋・背筋50回3本セットの罰ゲームを頂くのであった。。。



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